美容師泣かせの乾かない髪に沈黙が流れるサロン

どうも私の髪は、かたくて太いらしい。そして、量も多い。カットの後は必ず、「見て、普通の人の倍はある」と言われてしまう。後で知ったことなのだが、私の幼い頃、母はサロンの人にショートカットにすること、髪を梳くことを注文していたらしい。長じて一人でサロンに行くようになっても、美容師さんの判断で梳いてくれるので、髪を梳くということがどういうことなのか、知らずにいたくらいだった。

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一人暮らしを始めて、事情があって髪を伸ばすことになった。一番たいへんだったのは、中途半端な長さのときで、梳いてある髪が伸びる過程で髪をボリューミーにみせるという効果を発揮してしまい、ヘアクリームつけたりトリートメントに精出すハメになり、改めて自分の髪の多さに呆れてしまった。しかしもう一つ、私の髪質には、乾きにくいという欠点があることに気付かされた。

それは、毛先をそろえるためにサロンに行ったときだつたが、シャンプーの後の髪がなかなか乾かないらしいのだ。私には普通のことすぎて、さほどに感じてなかったが、どんどん美容師さんの顔に疲れの色が見え出し、しばらくの沈黙のあと「髪多いですね」と言われてしまう。私は「はあ、そうですね」としか応えられなかった。どうもプロの乾いたというレベルは、私の乾いたというレベルをはるかに上回っているらしい。

ところが、ずっと通っているサロンの担当の美容師さんは、最近になって「寒くなければこのくらいでもいいですか?」と訊いてくれるので、「はい」と応えている。こういう面倒くさい髪質も、長年通っているとお互い楽になるんだな、と妙に納得しているこの頃である。